アメリカにおけるピックアップトラック

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ピックアップトラックは米国では古くから農場で使われていたが、急激に普及し始めたのは、ピックアップトラックの自動車税は州によって無税か割安になるため、所得の少ない若者達がピックアップトラックをファッションとしてこぞって乗り始めたためである。また、西部開拓時代のシンボルである馬に似ている事から、中西部や南部では、その武骨で力強いスタイルが好まれ、ピックアップトラックに乗る事が一種のステータスのようにとらえられている。それらの雰囲気からピックアップトラックの大半のテレビCMにはカントリー・ミュージックが使われている。さらに、これは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公マーティーが憧れる車として登場していることでも窺える。これに目をつけた米国の旧ビッグスリーと、現地のトヨタ、日産、ホンダがフルサイズピックアップを生産をしている。ほとんどの車種が自社のSUVと共通のはしご形フレームを有しているが、ホンダ・リッジラインのみは、同社のFF乗用車であるUSアコードやレジェンドの派生車であるため、はしご型フレームを持たず、ライトデューティーとなっている。
アメリカにおいては、道路が広く、サイズが大きくなりがちなピックアップトラックも扱いやすい。このためフルサイズピックアップに人気が集中している。これらのV8エンジンの独特の太い音の愛好家が多く、マフラーの改造も盛んに行われている。さらに費用の面でも、他国と比べて石油の価格が安く、ピックアップトラックに対する税金や保険料が乗用車よりも安く設定されている事や、自動車メーカーが購入者に対して多額の奨励金を出している事も普及が進んできた理由である。
トラックオブNASCARのダッジ・ラム
アメリカでの使われ方は、発展途上国のように荷物や人を満載させるような使い方ではなく、パーソナルカーとして普段は空荷で走らせる事が多い。そして引越しやレジャーなどの時にだけ、荷物を載せ、さらには後ろにトレーラーを繋げて走らせたりする。また、商用よりはむしろ、通勤・通学用、レジャー用、家庭用として使用されている方が圧倒的に多い。2002年の調査によれば、販売されたピックアップトラックのうち、商用としては約19%しか使用されていないのに対し、約77%が個人用として使われているという結果であった。[1]アメリカでのピックアップトラックの人気の高さは、全米で最も売れている車がフォード・Fシリーズ(年間90万台以上)、2番目に売れている車がシボレー・シルバラードであるという事からも分かる。中でもテキサス州では非常に人気が高く、全米のピックアップトラックのおよそ14%が売れていて[2]、全米最大の市場となっている。そして、2006年には、トヨタがフルサイズピックアップトラックのタンドラの生産工場を稼動させている。

『ウィキペディア(Wikipedia)』参照




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